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今では誰でも気楽に、男であればファッションとして楽しんでいる“ひげ”であるけれど私には私の“ひげ歴”がある。
“ひげ” といっても日本では 髭(口ひげ) 鬚(顎ひげ) 髯(頬ひげ)とその生える場所によって表現が違う。
私の場合は口ひげを中心にして歴史が展開している。
最初に“ひげ”を蓄えたのは大学に入って一年ぐらいしてからだと思う。
風呂屋は下宿から遠くついつい無精ひげを伸ばしてしまう。
あるとき散髪屋にいったときその散髪屋さんが非常に珍しがって、今どき鬚を生やした人がほとんどいないのでぜひ私に今後そのひげの手入れをさせてくれないかと言われてしまった。
貧乏学生が散髪代も倹約しているのにまして、ちょっと高そうな散髪屋で毎月ひげの手入れをすることには大いにびびってしまった。
それ以後その散髪屋には一度もいかなかったけれどまさに無精で伸ばしたひげを妙に意識するきっかけになったのは間違いない。
確かに当時は蛮からな大学生ですらひげはほとんど伸ばしていなかった。
今と違って真っ黒で天然パーマの髪とひげを伸ばした私の姿はかなり目立ったものだったと思う。
会社に入社してもかなりの圧力がかかったのは確かで会社中どこにもそんなひげを蓄えた若造は入り込めない雰囲気であった。
しかし“ひげ”と仕事は関係ないと妙に自分流の理論を持って上司と対戦していった。
だから仕事に対する自分自身へのプレシャーは最大級だったと思う。
考えてみるとそれが今の私のある面の基礎を作ったと思っている。
人は自分に自らプレッシャーを掛けたいとは思わないし、会社に入ったらとにかくうまくやっていこうという人が多かった。
この“ひげ”はその後延々と剃られることなく今に続いている。
山に生えている木も40年近くになるとかなり大木になる。
残念ながら私の“ひげ”は大木というより枯葉混じりになったなあと思う。
上にそびえているはずの林もてっきり薄くなってしまったし・・・。
→ inBlue HP
最近メイドインジャパンデニムが見直され、特に児島発という言葉がジーンズファッション誌上で賑やかである。
児島発といえば、私が小学生のころは日本の学生服の8割が児島産であるという状況であった。
この数字はすごい数字で、その辺りどこに行っても家の中からミシンの音が聞こえていた。
工場だけでなく家庭の中で内職として学生服を縫製していた。
女性はほとんどミシンを踏んでいたといっても過言ではないだろう。
今でも学生服メーカーは集約されたとはいえ販売量の多くを占めている。
ジーンズに関していえば、主流の学生服の生産の、あくまで枝葉的にスタートしたといえる。
現在確かにジーンズがにぎわっており、メジャーな業種になっているが、
昔のように生産量ということではなく、ジーンズの質という意味で児島発が認められているのだと思っている。児島付近には機屋、縫製場、加工場がそろい、一貫して生産できるので、高品質な商品ができるからだ
つい先日、倉敷市の議会が、ジーンズ会議という企画でジーンズ着用で議会を開いた。
地場産業に勢いを付けることは非常にいいことである。
テレビニュースでも取り上げられた。
ありがたいことに、インブルーも取り上げていただいた。
初日は、ほとんどの議員の方がいわゆる「ジーパン」姿で登場されていた。
気持ちは分かるが、あくまで市議会である。
議員のほとんどの方は年齢的にも20代、30代ではないはずである…
デニム=ジーパンの固定概念の強固さを感じると同時に、大きなチャンスを感じた。
いい大人が、すりきれたジーパン姿でフォーマルな場にでるよりは、
(まだまだ暑いさなかではあるが)おしゃれなスーツでビシッときめて登場する方がさまになるということを、
これからもっとアピールしていきたいものだと思う。
そのためにも、このジーンズ議会、効果的にかつ継続的に続いていってほしいと願うものであります。
→ inBlue HP

